【吉野家のアノ炎上発言】メディア別の報道スタンスの違い
吉野家の元役員の不適切問題。大きな話題となりましたね。
発言自体は特にコメントはしませんが、このニュースを取り上げるメディア毎に報道スタンスの違いが感じられ、その点は興味深く見ていました。
ネット、民報での伝えられ方
やはり報道が早かったのはネットニュース。18日ごろには、注目ニュースとして挙がってきました。yahooトップページや、トレンドワードの中に、例のセンセーショナルなワードが表示されていました。
翌日には、民法のニュース番組や朝のワイドショーでも注目ニュースとして取り上げられていました。
さて、私が見聞きした多くのメディアで、ある共通点がありました。
例の "女性を薬漬けにして~"というあのフレーズをニュースの見出しに使ってた点です(一見「当たり前」にも思えますよね)。
どのメディアでも同じ伝え方なのか?
一方で、NHKや経済番組(WBSをよく見てます)でも同じニュースを取り上げていましたが、先のメディアとは大きく異なる部分がありました。見出しでも報道内容でも、例の問題発言のフレーズは一切使っていませんでした。
WBSでは、「薬物依存を想像させる不適切な発言」といった、わかりやすいながらも、ぼかした形で表現していました。
この差は何なのか?
ネットニュースやワイドショーで必要になるのは、キャッチーな言葉。ネットであれば1人でも多くクリックしてほしい。ワイドショーであれば、1秒でも長く視聴者を引き留めたい。そんな思惑でセンセーショナルなワードを並べていることが想像できます。
しかし今回の発言。見るだけでも嫌悪感を抱くようなフレーズです。NHKでは様々な視聴者に配慮して、使用を控えてしかるべきと考えられます。経済番組でも吉野家への経済的なダメージについて伝えることが主目的であるため、視聴者への配慮としてぼかした言い回しになったのではないかと推測できます。
こういったメディアの違いにも注意したいものです。